Moonlight Forest

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翼はないが  パウル・クレー展― おわらないアトリエ

芸術とは 見えるものの容をそのまま象るのではなく、見えるようにすることである。
Paul Klee


パウル・クレーの絵を見たあと 
ふと 行ってみたくなった場所

花過ぎの雨は 激しくなってゆく
引き返せない訳でもないのに
ひたすら 雨の道を歩く
水際は ゆるやかなカーブを保ち
それは  
クレーの描く小道に似ていないこともなく




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フウ




作品は、
なんらかのモチーフ的なものをきっかけに生まれでて、
器官を発達させ、一個の生命体となる。
Paul Klee





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とらわれつつ とらわれない
クレーは 実験を繰り返す
その制作プロセスに迫る企画
作品が どのように作られるのかを
彼自身が追求し
丹念に執拗に 記録しつづけた

謂わば
作家自身の眼を通して見つめるような
見るということ 見えるということ
見ようとすること




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メタセコイア




たとえば 蛾の踊り  1923年

そこには なにか擬人化された生きものが もがいていた
油彩転写というクレー独自の 手触りとか ぬくもりとか
まるで 色硝子越しに見るように 翠の粒子を拡大したように 
慎重に大胆に重ねられた グラデーションの透明不透明

それらは エメラルドの柩に守られながら
永遠に解き放たれる硬質のタマシイそのものなのだ




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ヤマシャクナゲ




ぼくの内部に深く、やさしげに、染み入ってくるものを感じる。
落ち着いてくる。あわてることはないのだ。
色彩がぼくを捉えた。追い求める必要はない。ぼくを永遠に捉えたから。
それはまさに至福の刹那だ。 色彩とぼくはひとつ。ぼくは画家なのだ。
Paul Klee





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エノキ




雨の予報は 変わらなかった
散り敷いた花びらが 濡れていた

ただ クレーに逢いたくて
彼は なんだか科学者のような目で
アトリエにひっそりと佇んでいた いまも

懐かしいクレー 新たなクレー
色彩と線の記憶が 塗り変わり
融合しようとする快感の中に いま 





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唯我独尊   ユキモチソウ





翼はないが、捕われの身でもない、それが人間である。
Paul Klee 1879-1940





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パウル・クレー展― おわらないアトリエ
PAUL KLEE: Art in the Making 1883-1940
京都 5/15まで 東京 5/31~7/31
PAUL KLEE
クレ-の絵本
クレーの天使





The Kyoto Botanical Garden







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by izayoi_forest | 2011-04-30 20:17 | review

京大植物園観察会 竹のおはなし

燕来る つばくらめ
なんて 溌剌と飛ぶのだろう 
シアワセを運んでくるように




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この森は 久しぶりな感じ
そもそも 森を歩くのが 久々で




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翠が こんなにまぶしくなってたなんて
雷雨 ときどき 若葉光
八重山吹も ほら^^*




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きょうの観察会は 竹のおはなし

竹は 空洞である
そのままでは 倒れてしまう
ゆえに 節がある らしい




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風に撓んで 風のままに




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強靭で しなやか
そんなふうに 生きられたら




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いつか 風化してゆくのだろうか
いのちの輪の 巡る季節の中で
少しずつ 表情を変えてゆく

この森に生き 
囀るように 啄ばむように





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ハンノキのやわらかな若葉 
その奥には 学び舎
ひととき 静かさの中に身を置く

たまには
空っぽになることも 大切だね
ささやかに 時を重ねて
きょう できることを全うしよう
そんなことを思いつつ 






Photo by The Kyoto University Faculty of Science Botanical Garden

京大植物園ブログ





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by izayoi_forest | 2011-04-25 22:47 | essay

花影 sakura sakura

影の現象学 読了
なぜ この時期に この本を開いたのか
わたしの影を 強く意識したからなのか
それは 全くわからないのだけれど
いまの願いは ただひとつ





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櫻に宿る神さま

どうか この災厄を止めて下さい 
これ以上 この島を揺らさないで

目覚めたとき
希望のひかりを感じていたい
だから
眠りにつく前に
さくらのぬくもりを思い出そう





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約束します 見守って下さい 
わたしは 
わたしに できることを 
少しづつ ほんとに少しづつ
だけど 息長く 生きてる限り

小さくても
集まれば 豊かになる
ささやかだけど
寄り添えば あったかい





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さくらの花言葉は あなたに微笑む

苦しいあなたへ
悲しいあなたへ
虚しいあなたへ
惑うわたしへ
すべてのあなたへ 
見上げれば さくらは微笑む

ありがとう さくら
今年のさくらを忘れないよ 決して





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with Moon with Love






photo at Konoe-tei
Munakata shrine Gosho Kyoto
and somewhere






エキサイトの桜☆フォト ブログtoメディアに載せていただきました ありがとう♪♪ 





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by izayoi_forest | 2011-04-12 20:05 | message