Moonlight Forest

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★* 羽衣を盗んで花のやうな雪 *★

 

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臘梅





雪に誘われて 淡海の奥の余呉へ。。
ここには 琵琶湖よりも小さな湖が
ひとつ 大事に仕舞われています。
そして 羽衣伝説。衣掛柳や天人の子が
菅原家の養子となった道真である とか。
その真偽よりも 雪の湖畔に ひっそり佇み
いつか 花びらのような雪片が舞い降りてくる
湖の周りをほつほつと歩いてみると そんな
伝承も信じられそうな気がしてくるのでした。






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余呉雪情


    



物語の持つユング的な喚起力。 人々の
無意識的な希求が 膨らませてゆくエピソード。 
物語は想像力の賜物 詩歌もまた 心地よい
リズムの奥に 一滴の毒と象徴性を秘めている。





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瑠璃鶲



 

2013年がはじまった。 凍る森を歩いていたら
青い鳥に出逢った。 臘梅も咲きはじめて。
ぼやぼやしてたら 一生なんて またたきだな。
一日一日を大事に生きよう。 鮮やかに豊かに。 
今年は 詩のページを もっともっと充実させて
再会した師との約束を果たせたらと 密かに希う。



羽衣を盗んで花のやうな雪   kumiko






The Kyoto Botanical Garden
The Yogo Lake





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by izayoi_forest | 2013-01-20 12:53 | essay

★ 冬麗 ★ 方丈記への旅

今年は 方丈記が綴られて800年の節目とか
それではと思い立って 歌仙の友人たちと~^^*
その名も 方丈記800年記念☆無常吟行^^

スペシャリスト研修やらフェアやらが一段落
現代俳句協会のシンポジウムも過ぎて
気づけば月が替わり 季節は いつか冬へ





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ひかりのヌマスギ





きっかけは 初夏に京大の森で出逢った
Y教授から 長明と清盛という展示の
お知らせをいただき 京女の錦華殿へ
長明の庵の大きさを柱のみで再現した
空間を体感して 急に庵あとを見たくなり^^◎




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ひつじ田
 



下鴨神社の河合社には 長明の方丈が 
見事に再現されているけれど 彼が
実際に庵を建て暮らした場所 日野の里へ♪

方丈記より
ゆく川の流れは絶えずして しかも もとの水にあらず。
淀みに浮ぶ うたかたは かつ消えかつ結びて 久しくとどまる事なし。





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ヌマゼリ




最寄駅から歩いて20分 方丈あとまで標を頼りに
庵は 山中の岩の上に建てられたという
その盤座のような大岩から 天を見上げてみる 
高く伸びた樹々で いまは鬱蒼としている  
足下にせせらぎがあって 都にも近い
方丈とは ほぼ5畳半くらいの広さ
建材建具は コンパクトな組み立て式で
琵琶や琴いくばくかの書物 それで足りたのだろうか




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空の蛇行




長明と平清盛は 奇しくも 同時代人である 
武士の世を開いた新興のゴッドファーザー清盛
一方の長明は 賀茂の宮司一族の上流貴族
歌人として音楽家としての才溢れ。。けれど
決して 世渡り上手とは言えなかったかも
ふと 深吉野の明るく簡素な西行庵を想起する 
そう 西行もこの乱世を駆け抜けた人だった




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ヌマスギ




平安末期は 飢饉竜巻大火地震
災厄つづきの都市 京の町だった
方丈記は 極上の文芸でありながら
いまも 迫真のルポルタージュで

そんな過去への旅 そして 一期一会の
つながりが導いてくれた旅でもあった
薄暮から生まれたかのように 舞い降りる雪螢
闇は深いゆえ ひかりが一層まぶしくて
久しくとどまることのない世界へ ようこそ…☆




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松岡正剛と千夜千冊より引用

日本の文芸史上、『方丈記』ほど極端に短くて、かつ有名な文芸はない。目で追いながら読むには30分もかからない。声を出しても、せいぜい2時間くらいであろう。しかし、その「言語としての方丈記」には凝結の気配が漲っている。省略の極北があらわれている。それゆえ『方丈記』がつくった文体ほどその後の日本で流行した文体もない。それは、漢文の調子そのままを和文に巧みに移した和漢をまたぐ名文であり、それ以前の何人(なんぴと)も試みなかった文体だった。
  長明は、この文体によって、初めて歌人であることと神官であろうとすることを離れた。が、そのためには、もうひとつ離れるべきことがあった。「世」というものを捨てる必要があったのだ。「閑居の気味」に近づく必要があった。それが当時の「数寄の遁世」というものである。





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ヌマスギ




The Kyoto Botanical Garden
The Kyoto University Botanical Garden
Botanical Gardens, Osaka City University
The Kyoto Aquarium






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by izayoi_forest | 2012-11-26 21:24 | essay

★ cosmogony-進化 狩野智宏展へ ★

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ガラス造形作家の狩野さんが 京都で個展をなさっています
初日に お邪魔してきました
三条室町 誉田屋さんという老舗の帯商の奥に 
そのギャラリーはありました 実は 迷子未満で
マップを確認しながら歩いていたら こんにちは♪って 
ご本人がお店の前にいらっしゃいました ほっ~^^*

狩野さんとの出逢いは 京都ではじまったモノノケ展
京大博物館 虚白院 昨秋の遊狐草舎 

京都の町家は うなぎの寝床
おくどさん=台所を抜けた奥の奥に 大きな蔵があって
そこがギャラリー品 黒い蔵と黒い塔 祇園会では黒主山の町内で



  
狩野さんの文章から

2012年僕たちは「進化」を遂げる時が来ました。
個展のタイトルは[cosmogony]進化、宇宙の起源を表すギリシャ語です。
2006年から6年間削り続けて来た作品「amorphous」が... いよいよ発表になります。



cosmogony-進化
狩野智宏展
2012年6月7日(木)-26日(火)
11:00-19:00(水曜定休日)
-品-SHINA
〒604-8165京都府京都市中京区室町三条下ル西側誉田屋奥
TEL.075-257-5567 品さんのHPはこちらからギャラリー品








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作品のひとつに ゆうがたのひかりが。。蔵の窓を開けて下さる狩野さん★








ギャラリーの2階には 異空間が拡がっています
cosmogony 言葉では 言い表せないほどの衝撃と感動。。
喩えるなら 記憶の中に仕舞っていた大切な阿修羅のイメージ
それが覆されて 鮮烈で清冽なナニカが わたしに向かってきた
そんな感じでしょうか^^* 京都という場の磁力 蔵という空間 
お近くの方は ぜひ☆ 7日から10日までと最終日 作家在廊です★







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** 写真ですか。。とってもムツカシカッタ。。
狩野さんにアドバイスいただきながら撮りました 感謝です…☆






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by izayoi_forest | 2012-06-07 22:39 | art

草矢放てば ☆・*:..。o○☆*゜¨゜ 

俳句では 祭は夏の季語 タイトルの草矢も 夏らしい季語のひとつです
葵祭 賀茂のまつり 賀茂は わたしの父方のルーツでもある
四神相応の地 青い龍の流れを辿って お散歩してみましたょ




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深泥池 なにやら近ごろ 心霊スポットらしいけれど。。 
氷河期以来の動植物が生き続ける 稀少な水生植物昆虫魚類野鳥の宝庫




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遙かに祭の先頭が見えてきた 椋の大樹の蔭で 御所

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藤飾りの牛車が過ぎてゆく

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祭の牛が来た

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牛車に繋がれる 

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それぞれの足もと 

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寛ぐ騎馬列 頭には聖なる双葉葵の葉

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女人列 胸元に聖なる葉

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検非違使が守るのは。。

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女童 うしろに斎王代 トリミング




祭列が御門を出る前に移動 地下鉄とバスを乗り継いで上賀茂神社へ




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若楓 上賀茂神社

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祭列を待つ このフィールドは祭礼のひとつ 競べ馬くらべうま の馬場ともなります  

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立砂 神社のうしろの神山こうやま に似せた神さまの拠り代

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風そよぐならの小川の夕暮れはみそぎぞ夏のしるしなりける   藤原家隆

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売切御免♪ 神馬堂のやきもち ここのは入手困難カモ^^v




上賀茂~出町柳までバス移動 都大路を北上する祭列に遭遇しました



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聖地 糺ノ森 この森を歩くと必ず俄雨に遭う不思議。。^^★

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祭の一行が過ぎたあとの舞殿では ゆるりと狂言が。。 下鴨神社





祭の最中もいいけれど 祭を待つ時間や祭あとの雰囲気に なぜか魅かれる天邪鬼^^





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カキツバタ 大田神社 multiple exposure


大田の社は 上賀茂神社の外摂社
上賀茂さんから 社家道を少し歩きます
主祭神は 天鈿女命 幸福と芸能の神さまで
謎の神さま*サルタヒコの妻とも言われています
日蝕神話 アマテラスが岩戸隠れで闇となった世に 
ダンスでひかりを取り戻そうとしたアメノウズメ

むかしむかし まだ平安京以前の京都盆地は
深い森と湿地に覆われていました
その名残を感じさせるカキツバタの群落







祭列はいつもの橋を過ぎてゆく君へ届かぬ草矢放てば  kumiko  2010.






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by izayoi_forest | 2012-05-18 18:30 | scene

旅は Out of the Blue ☆・*:..。o○☆*゜¨゜

旅は いつも思いも寄らない出来事の連続で
非日常というパラレルワールド だけどそれは
いつか 日常の豊かさへと 確実にリンクしてゆく
そんな旅の手触りを求めて 人は虚構を抜け出す 
旅は いつか旅人の影を象り心のひかりとなるだろう



娘とふたり旅に出ました まずは 旅の目的のひとつ 渋谷へgo♪



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LE DECOなふたり^^v いい雰囲気♪




渋谷 Gallery LE DECO の写真展 Out of the Blue
10人の写真家さんによるグループ展 1/29(日)まで

ほんまに久しぶり~のBashさん 昨秋以来の再会~♪howdyさん 初お目もじのwindsongさん蒼井さん 
ご挨拶もそこそこに イキナリ いまここにあるOut of the Blueを探してみてね! って あのねぇ。。
それこそ予期せぬ出来事で 観察力がナイの なんでわからへんのかなぁと ハートフルな歓迎で(*。◕""◕。)




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ウィンターチューリップ at 江ノ島 サムエル・コッキング園




やっとこさ 見つかったクイズの答え じゃなくて Out of the Blue
そうこうしているうちに Gallery LE DECOで 待ち合わせていた
狩野さんがいらっしゃって 3月のNYデビューのお話などなど 素敵ッ★

いまここにある不思議なご縁 これは 神さまのレシピ通りだったのか 
Bashさん♪♪ この進行形のシアワセ連鎖に 感謝です~アリガトウ…☆

とっても名残惜しいけれど 旅は はじまったばかり 再会を期してo。゚:.・+|。◕ .-。)‿||O |
いざ鎌倉へ♪ マジックアワーを追いかけて憧れの江ノ電に乗って それからそれから^^*




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海驢とか呼ばれるけれど 真冬のサーファーって ストイックだね…☆ 




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海辺のブレックファースト**  君は浜千鳥??




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ひかりの帯    江ノ島 海抜100m シーキャンドルから




実は ここに没フォトが、、 
冬麗の狙われている詩人かな だったんだけど なぁ。。
魚崎改め江ノ島ジュンさん 非公開(。-ε◕。)(。◕ .-。)♥




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夕日を見つめてるニャン




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海は燃えているか   at 七里ヶ浜 





素敵なフォトを見て そこに集うピュアな人たちと時間を共有して 
旅の忘れられない光景が 心のそこここに いまも煌いている
なんだか 俳句が生まれそうな予感^^* 感謝を込めて…☆






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by izayoi_forest | 2012-01-28 19:10 | essay

月夜に狐が鳴いている  物気色 モノケイロ 11・11  ☆・*:..。o○☆*゜¨゜

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物気色 モノケイロ 11・11 今回は 場所を紫野に移して開催
大徳寺の裏手 今宮神社の参道  なんだか父母の所縁に導かれるよう

辿り着いた遊狐草舎 200年余りの歳月を生きる町家では 
座主によるゼミナールが はじまろうとしていた
大舩真言さんが いらっしゃる~こんにちは^^♪

中庭に面した茶室ほどの床の間に架かる一枚の絵と対の
張り出した木の縁に水盤 水の面には はつふゆの蒼穹を置き
大舩さんによると この水にはシャイな目高が棲んでいるらしい
今回は 対話がタイトルであり テーマとなっていた
このあいだの芸術センターの展示の後日談なども 少々^^*

町家の縁へと繋がる開放的な広間の ところどころに作品を配して
ゼミナールの前に ここに座りたいなぁと 座を俯瞰できる場所へ
どうぞとお声をかけて下さるかたが とっても優しいマナザシで。。 
誰だろう 果たして そのかたが狩野さんご本人だった ドキドキ☆

ゼミナールは お堅いのを想像していたけれど あたたかい空気に包まれて
このモノケイロも回を重ねて そんな繋がりが生まれ育ってきたんだろうな きっと
お話は 作品を語り語られ 3.11以後のアート 文化文明論 気配 モノノケ話へ







座のあと 狩野さんに改めてご挨拶^^* はじめてのお目もじだけど
ずっと前から存じ上げていたような。。 大舩さんも 狩野さんは 京都の
この場に違和感なく溶け込んだはりますねぇなんて仰って 和やかな午後

狩野さんの作品は お庭の中ほど 大舩さんの水盤のちょうど対角線上
つまり この遊狐草舎では すべての作品が 対峙し連携し調和する空間で

立硝 tatesunaは 言葉の通り 上賀茂神社の円錐状の砂を模していて 
円錐とは 神奈備でありトグロであり 即ち 神の依り代であるという 
硝子とは amorphousとは 

いままでの透き通った重層的宇宙ではなく かなり意外な感じ
狩野さんは 期待を大きく裏切れたら、大成功♪ と仰っていたけれど
この不思議なミルク色の星雲は どこかユーモラスな神さまなのかも^^*
透明な硝子になろうとする力が押し留められ いまにも噴き出しそう
これは 未知の砂時計なのだろうか さらさらと流れゆく時間が一層愛おしい

場が人を呼び 場に作品が集う 紫野は 洛北七野のひとつ
狐が遊び草深い むかしむかしの狐塚 月夜に狐が鳴いている 
帰り道 大徳寺さんの曲がり角で 今冬 はじめての綿虫を見た 






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カリガネソウ花あと






The Kyoto Botanical Garden






ふたつの宇宙   物気色-物からモノへ-






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by izayoi_forest | 2011-11-14 13:16 | review

明日への記憶  木津川アート2011  ☆・*:..。o○☆*゜¨゜

あれは 風の精の歌だったのかもしれない
ゆったり蛇行する 木津川の際に佇つと 
遠く近く 風のこゑが聴こえてきた 



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風の標




かつて 木津川は 泉川と呼ばれていた
そう あの百人一首の歌

みかの原 わきて流るる いづみ川
 いつ見きとてか 恋しかるらむ




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鍛冶屋さんにて




アートの余白を旅する
なにをアートと感じるか
どこにアートを感じるか




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明治の錠前



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ドラム缶 だったらしい^^




サトヴィック 快活で輝くもの



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ラジャシック 刺激的で心動くもの




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ささめく  koiさん   multiple exposure




タマシック 重く支配するもの



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還ってゆく孵ってゆく


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米蔵




胎動 鼓動  残響   回帰 




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木津川から宇宙へ     




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トラワレノツキ  立冬*


 

木津川アート2011




恋しかるらむ

たとえ 逢うことは叶わなくても
心を繋いでゆくだろう 愛しきものよ

いつ見きとてか 

誰もが 明日への記憶を紡げるように
そう願わずにいられない

加茂 木津 上狛 3つのエリア
星座のように 作品は配されて 
旧市街に息づく作品じゃないものたちも
唐突に出現したアート的なものと ハーモニーを奏でつつ 
深く静かに 語りだそうとしていた 
わきて流るる はつふゆの午後





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by izayoi_forest | 2011-11-08 22:15 | poem

耳をすます sanctuary ☆・*:..。o○☆*゜¨゜

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木漏れ日



この森は 禁足地
そこここに 神宿る
巨いなる樹のサンクチュアリ



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神の大楠



ご注意下さい♪
真夜中に 歩き出しますから^^*



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森の闇に 牝鹿が顕れた
堂々として 静けさを愛する
そんな孤高の鹿

振り返った刹那 姿は消えていた
憧憬と シンパシーと



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森を抜けて 
志賀直哉旧居まで
かつて 文人や画家が集う
高畑サロンと 呼ばれたらしい

だけど 28回って。 
よう 引越さはったねぇ



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彼の書斎は 北向き
その気持ちは わかるね
友人が ぽそっと囁いた

あんまり 心地いいと
仕事にならない気がする^^



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照葉樹 イチイガシ



目的のひとつ
入江泰吉記念奈良市写真美術館

たぶん
写真集でしか見たことがなかった 入江さんの写真 
宇陀や吉野の折々を 
どっしりと 地に根を下ろす大樹の
雨がいつか 川となり海となる 存在感
包まれるような 祈りのような


美術館を出る 
雷さまが コロコロっと鳴っていた
もう少し歩けば 白毫寺

そう ここは まほろば 
山の辺の道



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Kasuga Forest & Takahata at Nara






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by izayoi_forest | 2011-05-23 19:21 | essay

ふたつの宇宙   物気色-物からモノへ-

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須磨  砂の記憶







週末 鞍馬口のモノノケ展へ

待ち合わせた訳でもないのに
大舩さんと会場の虚白院の前で ばったり
変わらず飄々と 物静かな語り口^^ 

虚白院の屋根には 双の白い虎 
西の守り神 白虎 地勢では道を表すらしい 
道って 未知だね^^*
わたしの未来 それは 真っ白なままだ

 

モノノケ展は 今年1月の京大総合博物館での
企画展 春待ちの木は に始まり
今回は 場所を 虚白院に移して開催 
物気色-物からモノへ- 2010/11/28にて終了



大舩真言さんの作品 WAVE#00 
音とのコラボレーション iPodに繋がるヘッドホン 
その重さに戸惑いながら 木の扉をそっと押す
雨の音。 鼓動。。どこかへ還ってゆく感じ そんな音


床の中央に置かれた2枚の絵画が
天井からのスポットライトに 照らし出される
薄闇に目が慣れてくると 壁面には 
先人たちの南画が 浮かび上がる
巧みに 仕掛けられているのだけれど 
それと気づかせない 気配のようなモノ









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失われた記憶








眠るように水辺を分け入ってゆけば 漆黒の断層
ひょいと意識のクレバス超えたら 遠く穏やかな峯々
葦原中つ国って こんな光景だったのだ きっと 
絵の周りを歩いて 立ち位置を少し変えてみる
移ろい 留まることのないナニカが 打ち寄せる

近づけば 岩絵の具の質感と ひそやかな煌き
角度によって 秘匿された淡青の揺らぎが 仄と 
ギギと鳴く水族 それとも 人魚の鱗だろうか 
深く沈んだ記憶を呼び覚まし 蘇生させるのは 青

記憶の海馬へと働きかける 不可思議な音に導かれて 
忍び寄るモノノケの重圧 水底へ向かう意識と無意識の境









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記憶を辿る








午後のひかりが 敷地の真ん中の竹林と戯れはじめて 
そのひかりに導かれるように ひとつの茶室へ辿り着く



狩野智宏さんの作品  amorphous 
青 蒼 碧  やっと出逢えた♪
それは ひとつの硝子の結晶に仮託されたモノ

虚白院という箱庭の中の そのまた茶室の小宇宙に
煌めきつづける生命体 終わりのないオデッセイ
磨かれた結晶の中には 幾層もの未知の宇宙が
浮かんでは消えてゆく うたかたの幻のように  
硝子の星雲は 静かな爆発を繰り返すのだろう



誰の内にも 宇宙は息づいていて   
その気配を感受できるのは 自分自身 
どんな未来を築くのか それは わたし次第 









物気色 -物からモノへ-








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海が記憶に変わるとき self 









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実験的アーティスト集団Alphact主催│ArtLiveProject Act6【SHIKI】
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by izayoi_forest | 2010-12-01 22:43 | art

冬麗  京大植物園観察会 

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百合の実弾けた







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水鏡







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メタセコイア








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青ざめた幹






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茶の花






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絡まる






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冬麗








森は 落葉の罠を仕掛けてる
笹鳴きに囚われて 佇んでいたら 
身動きできなくなりそうだよ だから

日溜まりの呪縛を逃れて
ブナの森へ 踏み込んだのさ
闇がすべてを包み込む だけど

冬の毛虫は ざわざわと苔のあわいを
彷徨って 水辺に辿り着くだろう いつか
ぽっと灯った生贄に 刹那の森は煌いた 










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座敷童 ぷらす グレムリン^^v
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by izayoi_forest | 2010-11-23 23:42 | poem