月夜に狐が鳴いている 物気色 モノケイロ 11・11 ☆・*:..。o○☆*゜¨゜
物気色 モノケイロ 11・11 今回は 場所を紫野に移して開催
大徳寺の裏手 今宮神社の参道 なんだか父母の所縁に導かれるよう
辿り着いた遊狐草舎 200年余りの歳月を生きる町家では
座主によるゼミナールが はじまろうとしていた
大舩真言さんが いらっしゃる~こんにちは^^♪
中庭に面した茶室ほどの床の間に架かる一枚の絵と対の
張り出した木の縁に水盤 水の面には はつふゆの蒼穹を置き
大舩さんによると この水にはシャイな目高が棲んでいるらしい
今回は 対話がタイトルであり テーマとなっていた
このあいだの芸術センターの展示の後日談なども 少々^^*
町家の縁へと繋がる開放的な広間の ところどころに作品を配して
ゼミナールの前に ここに座りたいなぁと 座を俯瞰できる場所へ
どうぞとお声をかけて下さるかたが とっても優しいマナザシで。。
誰だろう 果たして そのかたが狩野さんご本人だった ドキドキ☆
ゼミナールは お堅いのを想像していたけれど あたたかい空気に包まれて
このモノケイロも回を重ねて そんな繋がりが生まれ育ってきたんだろうな きっと
お話は 作品を語り語られ 3.11以後のアート 文化文明論 気配 モノノケ話へ
座のあと 狩野さんに改めてご挨拶^^* はじめてのお目もじだけど
ずっと前から存じ上げていたような。。 大舩さんも 狩野さんは 京都の
この場に違和感なく溶け込んだはりますねぇなんて仰って 和やかな午後
狩野さんの作品は お庭の中ほど 大舩さんの水盤のちょうど対角線上
つまり この遊狐草舎では すべての作品が 対峙し連携し調和する空間で
立硝 tatesunaは 言葉の通り 上賀茂神社の円錐状の砂を模していて
円錐とは 神奈備でありトグロであり 即ち 神の依り代であるという
硝子とは amorphousとは
いままでの透き通った重層的宇宙ではなく かなり意外な感じ
狩野さんは 期待を大きく裏切れたら、大成功♪ と仰っていたけれど
この不思議なミルク色の星雲は どこかユーモラスな神さまなのかも^^*
透明な硝子になろうとする力が押し留められ いまにも噴き出しそう
これは 未知の砂時計なのだろうか さらさらと流れゆく時間が一層愛おしい
場が人を呼び 場に作品が集う 紫野は 洛北七野のひとつ
狐が遊び草深い むかしむかしの狐塚 月夜に狐が鳴いている
帰り道 大徳寺さんの曲がり角で 今冬 はじめての綿虫を見た
カリガネソウ花あと
The Kyoto Botanical Garden
ふたつの宇宙 物気色-物からモノへ-
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by izayoi_forest
| 2011-11-14 13:16
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